Audiostock2022年の収益結果・今後の課題

audiostock 2022年結果

2020年の暮れ頃からAudiostockの利用を開始して、2021年のトータル収益は30,053円でした。

その上で、2022年は「月に1万円ぐらい稼ぐ」と目標を立てたのですが、結果はどうだったかというと…

127,128円

源泉込みではありますが、月1万円は超えてくれました。手数料モロモロを含めると、20万円近くのお支払いをしてもらっている計算になります。

感謝、感謝です。

まだまだショボショボではありますが、どうやってここまで伸ばしたのか、やってきたことを紹介します。

参考になれば幸いです。

登録点数を300点以上増やして600点に

audiostock 2022年結果

登録点数が少ないのに、毎月30万円以上を稼いでいる方をtwitterで見かけます。

中には300点にも満たない方もいますが、「じゃあ自分もそれぐらいでいいはず」とは考えられませんでした。

理由としては、主にこの2つです。

  • 古株が有利
  • 自分が凡才だから

Audiostockは初期に登録して、活動を続けている「名前が売れている人」の方が有利です。そのため毎月、多くの作品を登録する必要はないと考えられます。

また、僕は「売れ線の曲」をカンタンに作れるような天才ではないので、「とにかく数」で考えました。

その結果、2023年の1月には600点を超えています。

販売点数

すると順調に売り上げは伸びていき、YouTubeなどでも自分のBGMを耳にする機会が増えました。

毎月30点の作品を登録

ちなみに毎月、30点の作品を登録していきました。

「報酬パーセンテージがマックスになるから」という理由もありますが、それぐらい作っていけば曲のクオリティーは上がり、「急な作曲依頼にも対応できるようになる」と考えたからです。

「毎月30点は大変すぎる」と思うかもしれませんが、やりようによってはいけます。どうやってきたのか紹介しましょう。

楽曲のバリエーションを増やす

仮に3分の曲が完成して審査に通ったのなら、その曲を使ってバリエーションを増やす。これが最も効率のいい方法です。

例を挙げると

  • サビだけの1分バージョンを作る
  • ループバージョンを作る
  • イントロを凝縮してジングルを作る

僕はジャンルにもよりますが、ループ前提で曲を作ることもあります。

ノーマルバージョン

ループバージョン

「ロックからボサノバ調にする」などジャンルの変化まで考えると、1曲から無数の作品が生まれますが、そこまでするとさすがに時間がかかってしまいますね。

ただ3分ぐらいの曲を作ると、簡単なアレンジでも少なくとも3点は生まれます。そのため「バリエーションを増やすこと」を考えつつ、作曲することが増えました。

オリジナルにこだわらない

誰だってオリジナル楽曲にこだわりますが、著作権がすでにきれているパブリックドメインのBGMをアレンジして登録していきました。

オリジナル要素を残しつつ、自分らしさもプラス。競争率は高めになるので簡単には売れませんが、登録点数を増やすのには有効です。

クリスマスや正月などの「季節モノ」がオススメで、アレンジしていく間にオリジナルもついでにできたりもします。勉強にもなると感じているので、続けていきたいです。

効果音は自分が思っている2倍にデフォルメする

audiostock 2022年結果

BGMのみで30点の登録はキツイものがあるので、効果音も登録しています。

生音を使ったものもありますし、シンセを使ったもの。種類はいろいろありますが、売れるものに関しては特徴がありました。

  • わかりやすい
  • デフォルメされたもの

ポンポンと売れたのは、こちらのパチンコの大当たり系の音です。

「ちょとやりすぎたかな?」なんて思っていたのですが、結果的に「これぐらいにわかりやすくデフォルメした方がいい」と確信しました。

面白かったのは、こちらの作品はクラウドソーシング系のサイトで、「パチンコ系の効果音を作ってくれる人」という募集に対して、デモとして送ったものです。

「いいですね!」と褒められつつも、なぜかお断りされ(お世辞だった?)、仕上げてAudiostockにアップしたら人気になったという。

「著作権譲渡込みで1つ2000円」という募集でしたし、もうそれ以上の金額はもらっているので、お断りされてよかったです(笑)

最近は「もうそこまでいくと、タダみたいなもんでしょ」と言いたくなるような金額で募集している人をたくさん見かけますが、安請け合いしない方がいいですね。

Audiostockで活動を続けていくための課題

以上が2022年にしてきたことになります。

もちろん、「トレンドの曲を聴く」「Audiostockのランキング曲を参考のために聴く」という基本的なこともしていますが、似たようなものを作って売れるのかというと、ちょっとわかりません。

「聴きたい曲」と「使いたい曲」は違うでしょうからね。

そこを明確にして作曲していくのが、自分にとっての今後の課題です。

クライアントワークなら参考曲があるので「使いたい曲」はわかりやすいのですが、Audiostockのように「多くの人に使ってもらいたい」と考えると、あっち行ったりこっち行ったりでまとまりません。

なので僕は、YouTube系なら「好きなYouTuber」に向けて、ゲーム系なら「特定のゲーム」に寄せて曲を作ることにします。これで明確になってブレなくなるかと。

毎月30点は継続しつつ、2023年は12月までに月3万円を達成できるように頑張ります。