審査や収益・必要な曲数は?Audiostockを1年間利用してみての結果2021
Audiostockはプロ・アマチュア関係なく、自作の音楽や効果音などを配信・販売してくれるサイトです。
サービスは無料で利用できるので、音楽で収入を得たい人なら興味があるのではないでしょうか?
気になるのは、この辺りでしょう。
- 審査は厳しいのか
- 収益はどれぐらいか
- 音源はいくつアップしたらいいのか
僕は登録してから1年が経過しました。
審査から登録されるまで、収入なども含めて公開していきます。
Audiostockの音源審査は厳しい?甘い?
「Audiostockに作品を投稿してみたいけど、審査があるから不安」
そんな悩みを持っている方もたくさんいると思います。
僕も最初、投稿して審査に通らなかったらどうしようとか、ダメだったら「お前の曲はしょぼい!」なんて言われた気分になって、落ち込むのではないか?なんて考えていました。
審査の基準については公開されていないため正直、よくわかっていませんが、おそらくはこの辺りだと思います。
- ノイズが入っていない
- ミックス・マスタリングが基準に達しているか
そのため基礎ができている人なら心配は無用。実際、僕はほぼ100%審査に通っています。
それでも「Audiostockは審査が厳しい」という意見もあるので、気になる方はこちらの記事を参考にしてください。
楽曲や効果音の良し悪しは判断されていない
曲の良し悪しは人によるので審査に関係ないと思っています。
一度、「流石にこれはダメだろうな」ぐらいのものを投稿してみたのですが、審査に通りました(笑)
修正依頼はくる
投稿していると修正の依頼が来ることはあります。
これは主に、曲の頭とお尻の処理の問題です。
ミックスやマスタリングをするときには、各トラックの頭とお尻に音が入っていないかを確認しましょう。
例えば、オーディーオ編集をしてフェード処理をしないと、どうしても「ぶつっ」というノイズが入ります。ここだけは神経質になった方がいいですね。
残響音の処理
リバーブの処理も同じで、波形には見えない残響音を途中で切ってしまうとノイズが入ったり、中途半端に終わってしまった感じになってしまい、修正依頼が入ります。
疲れている時に見逃しがちです(笑)
謎のノイズ
しっかりと確認した上で投稿しても、たまに「ノイズが入っています」と秒数を指定して修正依頼が入ることもあります。
これがかなり厄介です。
ヘッドホンを使って大音量で確認しても、波形で見てもノイズなんてどこにも入っていない。
そんなこともあります。
おそらくなのですが、何かしらの感知ソフトを利用して判断しているのではないでしょうか。
試しにiZotopeのRXに通してみたら審査に通ったので、耳や波形ではわからないノイズがあるのでしょう。
楽器本来の音がノイズ判定されることもある
ピアノの鍵盤を叩いた音や、ペダルを踏む音がノイズ判定されることもあります。
リアル系の音源ほど細かくサンプリングされているので、「え?これをノイズ判定するの?」なんてこともあるぐらいです。
作品を購入したり、ダウンロードしてくれるのは「お客さん」なので、大多数の人がどう判断するのか?で審査しているのでしょう。
おすすめ音源の基準
AudiostockでBGMなどを検索すると、たくさんの曲が表示されます。
この表示基準はなんなのか?これは全然わかりません。
人気クリエイターが優先かと思いきや、そうでもないようです。
お客さんは1ページ目を見るだけがほとんどでしょうから、ここにないと再生すらされないなんてこともあります。
ただ、再生されているから売れるというわけでもなく、10再生ぐらいでポンと売れたりもします。
Audiostockを1年間使ってみての収益
Audiostockを1年使ってみての収益はこちらになります。
あまりにもしょぼいので公開するのは恥ずかしいのですが、今後の目標のために晒しておきます。
ちなみにBGMよりも効果音の利用や売上の方が大半を占め、登録点数は200ぐらいでした。
今年は月に1万円ぐらい安定して収益を上げることを目標にします。
最初は質を意識しすぎた
「審査に通らなかったら嫌だ」というプライドが強かったので、最初は「とにかく質」にこだわった結果、登録点数は少なかったです。
その後、「質よりも量」の作戦に切り替えると定額プランが伸びてきて、単品購入もチラホラと出てきました。
大量生産していると質は自然と上がりますが、もう少し意識しつつ、さらに需要と供給のバランスを考えて今年はアップしていこうと思います。
タグや説明も大事
需要がありそうだと考えてBGMや効果音を作っているのですが、曲の良し悪しの判断と同じで、「こういう場面にはこういう音」という感覚も人によりけりです。
自分の感覚だけで曲の説明文を書いたり、タグをつけているだけだと、本当に必要としているお客さんに届かないことがあります。
タグ付けは苦手ですが、エンドユーザーのことを考えた行動をきちんとしていきます。
Audiostockは本当に売れないのか
GoogleでAudiostockと検索すると、「売れない」という関連ワードがすぐに出てきます。
どの程度を「売れない」というのかにもよりますが、社長さんが言うには月に30万円以上の収益を上げているクリエイターは数%ぐらいだそうです。
そのレベルのクリエイターがtwitterで収益を公開していますが、登録楽曲数は段違いです。
質と数、需要に応えられるものを提供していけば、届かない数字ではなさそうですし、月に5万円でも十分な収益だと言えます。
自分が作りたいものだけ作っていては無理
自分が作りたいものを作っているだけで収益を得るのは難しいです。
僕はホラー系のBGMが多数になっていますが、好きかどうかというと微妙です(笑)
利用してくれる方が非常に多いので作っている気持ちもあります。
満足できる収益を上げるために必要な点数
自分が満足できる収益を必要な楽曲点数は。
需要側のことをしっかりと把握してクオリティーの高いものを提供できれば、そこまで必要なさそうです。
最低でも100点は必要なのではないか?というのが個人としての感想です。
月に30万円以上の売り上げがある人だと2000点は超えています。
BGMを分解・自作曲をアレンジ
2000点も作るのはかなり大変ですが、自作の曲をアレンジするといけます。
例えば2分ぐらいの尺の曲を作ったとしましょう。
そこそこ利用してくれる方がいたので、ショートバージョンを作りました。
ミドルバージョンも作れば合計3点の曲になります。
あとはピアノバージョンにしてみるとか、ボサノバ風にして見ると、1つの曲から30曲以上は生まれますよね?
その中で特殊な音を使っているのなら、効果音として投稿するのもありです。
継続的な収益を得るために続けていきます
2022年に入ってからは、効果音だけではなくてBGMもポツポツと売れるようになってきました。
調べてみると、TikTokでバズっているBGMもあったり。
自作のBGMがバズるなんてことは、バンドマン時代にも経験がないのでちょっと戸惑います(笑)
でも、こうして使われているのもAudiostockのおかげです。
音楽で食べていくには継続的な収益はとても大事なので、マーケティングの視点にも立って、これからも楽曲の投稿を続けていきます。
目指せ!月30万円!